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まいぷれ的・年末年始特集2023-2024【新発田・胎内・聖籠】

乙宝寺の二年参り・初詣参拝コースをお参りしてきました!

乙宝寺(おっぽうじ)定番の二年参り・初詣参拝コース

乙まんじゅうや・久世さんと一緒に参拝してきました!

 

ぜひ二年参り・初詣のご参考にどうぞ。

若手ながら活発にPR活動をする久世さん。

乙宝寺のガイドも務めていて、まいぷれニュースでも

積極的にゲリラガイドなどの告知をしてくださっていますよ~!

ぜひチェックしてみてくださいね♪

みんなが年末年始に集まる場所、乙宝寺

自分たちのゆく年くる年は、乙宝寺で過ごすのが定番。

 

「僕らが大学生の頃からの定番は、どこかで飲んでから、親しい人の家に行って、乙宝寺に行って蕎麦を食べて帰る。年末の楽しい行事です」

と、語ってくれた久世さん。

 

家族で、友達同士で、同世代の同級生同士だったり。。

いろんな世代で集まっている様子が例年見受けられ、

時にはどこからともなくカウントダウンが始まった時も…など

楽しそうにお話をいただきました。

 

 

二年参り・初詣の様子

二年参りは、参拝者は地元の方が中心。

比較的穏やかに過ごせるとのこと。

例年三が日になると、

乙宝寺前を一方通行にするほど、混雑するそうです!


ご自身が11代目を務める、

乙まんじゅうやも三が日は大混雑。

三が日で、乙まんじゅうが5000個も出るのだとか。

(通常の日の約5倍になるそう。。)

お土産を考えている方、

三が日夕方には売り切れもあるのでご注意くださいね。

乙宝寺 定番の二年参り・初詣参拝コース

 

(1)仁王門から境内へ

年末年始は、帰省した人たちの集合場所にもなっている乙宝寺の入口です。

 

二年参りは同窓会のようなアットホーム感、元旦からの三が日は観光スポット感があるのだとか。

 

久世さんたち乙(きのと)地区の若手有志が、ボランティアとして行う「年越しそば」の販売なども例年ここで行われます。

(2)手水舎でお清め

どっこん水の湧く、手水舎。

右手で柄杓を持って水を汲み、左手に水を貯めて口をゆすぎます。

口をつけた左手を水で清めたらOKです。

 

「小さい頃は、龍の頭に年の数だけ水をかけたりしていましたね!」と、

なつかし話に花を咲かせる、久世さんとまいぷれスタッフ。

(3)大日堂へ

大日堂前にある鐘をつくのを忘れずに。
堂内に入る前に一礼。

 

御本尊は、向かって中央に、人間の心を表すと言われている「大日如来(だいにちにょらい)」様。その左に「薬師如来(やくしにょらい)」様。右に「阿弥陀如来(あみだにょらい)」様と、三尊が祀られています。

 

お賽銭を入れ、手を合わせて祈願した後に一礼です。

(4)国指定重要文化財・三重塔へ

国の重要文化財にもなっている「三重塔」。

幸せを増幅してくれる力もあるこちらでも、また良い1年となるよう祈願していきましょう。

(番外編)結びの堂「六角堂」

最近婚活イベントなどの場にも選ばれている、乙宝寺。

 

境内にある、縁結びのご利益があるパワースポット「六角堂(ろっかくどう)」をご紹介!

本尊は「釈迦如来(しゃかにょらい)」様。

 

こちらは結びの堂とも呼ばれ、良縁成就のご利益があります。

 

ぜひ二年参り・初詣と合わせて1年の良い縁を引き寄せてくれるパワーを頂いていきましょう♪

乙宝寺から古来伝わる「〇〇さる」

乙宝寺には、今昔物語にも記された「猿伝説」と呼ばれる伝説があります。

 

乙宝寺のお経には、難を遠ざけ困難を乗り越える力があり、その言い伝えとして「厄さる」「難さる」「病気がさる」との言葉が代々伝えられています。

 

 

乙宝寺に伝わる「猿伝説」


ある日、乙宝寺に2匹の夫婦の猿がやってくる


昔々、乙宝寺のご住職がいつものようにお経をあげていました。


視線を感じて振り向くと、そこには人ではなく、2匹の夫婦猿が熱心にお経を聞いていたそうです。

 

 

猿と和尚様の交流


そこから毎日のようにお経を聞きにくる猿たち。


ある日、猿から和尚様にお願いが。

自分たちが持参した木の皮に、お経を書いて欲しいと頼んだそう。

和尚様は、あまりにも熱心に聞きに来る猿たちに感心し、お経を書いてあげました。

 

すると次の日、猿たちは和尚様のもとにお礼として木の実や山芋などを置いていきました。

和尚様も嬉しく思い、猿たちとの毎日を過ごしていました。

 

 

ある日を境に猿たちが来なくなってしまった


そんな日常がしばらく続いた、ある冬の日。

 

2匹の猿はパッタリと来なくなってしまいました。


毎日顔を合わせていた猿たちが現れないとなると和尚様も心配になります。


不安に思った和尚様は、猿たちが住んでいるであろう山へ。


和尚様の不安は現実に・・・雪の中で抱き合うようにして2匹の猿が死んでしまっていたのです。

ちょうど和尚様へのお礼に山芋を掘っていた際に、深く掘った穴に土が流れ込んでしまったそう。

猿の手には、和尚様が写した木の皮の写経がしっかりと握りしめられていました。


和尚様はその2匹の猿をしっかりと供養。

現在の大日堂向かって左手にある裏山に、猿塚(さるづか)を建てました。

 

 

2匹の夫婦の猿が得た、乙宝寺の功徳


それから月日が経ったある日、国司として中央から派遣されてきた、

2人の夫婦が乙宝寺を訪ねてきたそうです。


そう、その2人こそ、あの2匹の夫婦の猿でした。


お経の功徳によって人間として生まれ変わり、

また、夫婦としてその縁が離れることはありませんでした。

※2018年12月に取材した時点の情報です。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。