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歴史と風情ある庭園を楽しむ、二宮家庭園特集

二宮家庭園みどころマップ

二宮家 日本庭園「静勝園」の見どころをご紹介

 

「静勝園」の見どころをマップにしてみました。

★マークがついている箇所をご紹介しています♪

日本庭園内には、歴史を感じさせる珍しい逸品ばかり。

ぜひこのページを見ながら回って見てください!

最大で幹周り4mも! 樹齢150年を超える大木たち

庭園内にある木々たちも二宮家の歴史を深めています。

玄関横にある「大楠木」は幹周り約4m。

庭門入ってすぐにある「椨の木」(たぶのき)は幹周り約3m。

庭中央部にある「羅漢樹」(らかんじゅ)は幹周り約1.5m。

いずれも樹齢150年以上といわれる迫力のある雄々しい木々たちです。

ちなみに「羅漢樹」は、秋篠宮悠仁様のお印(シンボルマーク)にもなった有名な木です。

「大楠木」

「椨の木」

「羅漢樹」

十二支の彫られた、精巧な「干支灯篭」

京都・北野天満宮にもある干支の彫られた「干支灯篭」

全国的にもかなり珍しい灯篭で、数は京都に1つ、2つあるかないかといった具合。

干支が彫られていることから、方角を表しているのではないかと言われています。

なんとこの石灯篭、支柱に龍が彫られています! それもかなり細かい。

雲の切れ間から現れるダイナミックな龍の意匠は、まさに圧巻の一言です。

「干支灯篭」

中台に干支が描かれている

まさに亀の甲羅「亀甲竹」

節が亀の甲羅のように見えることからそう呼ばれる、「亀甲竹」

かつては京都でしか栽培されておらず、幻の竹と言われていた珍しい竹です。

ちなみに、水戸黄門が持っている杖…あれは亀甲竹を使用していることで有名なのです!

デコボコした亀甲の部分が持ち手として使いやすく、杖のほかにも釣竿などに使われます。

まぼろしの龍のいる「石灯籠」

蛟竜(こうりょう)と呼ばれる、伝説上の生物が彫られた石灯籠

竜は雲で体を隠しながら現れるとされていますが、この石灯籠には竜の形が全身ハッキリと書いてあるのが珍しいとされています。

また、中台を持つ大型の石灯籠は特に時代の古いものといわれています。

蛟竜の石灯籠

中台に描かれた「蛟竜」

明治天皇が靴を脱いだ沓脱石

主座敷の縁先に置かれている、加茂川石で作られた「沓脱石」(くつぬぎいし)

もともと新発田市の豪商・白勢家にあったもので、明治11年9月の明治天皇御巡幸の折に、明治天皇がその上で靴を脱いだとされたものです。

しかも加茂川石でこれほどまでに大きなものは珍しいとのこと!

歴史や、大きさともに類を見ない立派な庭石です。

「沓脱石」

千利休の故事に由来する「石臼」

なぜか縁先にある石臼。石臼を縁先に置くのは庭造りの定法のひとつだそうです。豊臣秀吉が千利休のもとを訪れた際に、利休がひらめき、側にあった茶臼を庭石の代わりに縁先に据えたという故事に基づくものとされています。

「石臼」

豊臣秀吉から巡って来た「五重塔」

豊臣秀吉から巡って現在二宮家にある「五重塔」。

最初は、秀吉が臣下の丹羽長秀に与えて、さらに丹羽氏から新発田の溝口秀勝公に贈られ、新発田市「清水園」の池畔に置いてありました。その後廃藩置県の折に白勢家に移され、白勢家が瓦解したのち二宮家にやってきました。

台石に、天正何年と銘が彫ってあったと言われますが今は磨り減ってしまい、読めなくなっていて残念…。

武将との縁が深い、安土桃山時代から残る歴史とロマンある逸品です。

「五重塔」

東本願寺の門跡が欲しがった赤い石

座敷から見える赤玉石2個は、新発田市天王・市島家からもらったもの。

羅漢樹の下にある大きな赤玉石は、明治18年に京都の東本願寺の門跡(大谷光勝)から譲って欲しいと言われたほどの大きなものとなっています。

羅漢樹の下にある「大赤玉」

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