4月14日・15日は、各地で桜イベントが行われています。私たちまいぷれスタッフも取材をしており、後日「おでかけレポート」として報告いたします。

さて、昔から名所として広く知られる加治川の堤桜ですが、現在の美しい桜並木約2,000本は、平成に入ってからの官民挙げた植樹運動によって復元されたものです。

大正時代に植樹され、かつて「東洋一」「長堤十里」ともうたわれた約6,000本の旧桜並木は、昭和40年代に堤防決壊の原因とされて、ほとんどが伐採されてしまいました。

その旧桜並木ですが、一本だけ、なぜか伐採されなかった木があることはご存じでしょうか。現在、国道290号線沿い（新発田市蔵光）にひっそりと残っています。
樹齢は推定140年程度？とも言われています。腐食した幹部分が数年前に市によって切られているため、かたちとしては少し不格好ですが、今年も美しい花を咲かせていました。

100年以上、風雪に耐え、地域を見守ってきた桜の木。皆さんも機会があればぜひ一度ご覧になってください。