まいぷれ新発田編集部・勝手に盛り上げ企画まとめ
胎内市乙(きのと)地区にて立ち上がった、きのと山桜復活の会が行う「地域を100年先の未来に繋ぐ千本桜プロジェクト」。
活動を行うまでに至った経緯と共に、取り組みをご紹介します♪
胎内市乙(キノト)にある老舗の名店、乙まんじゅうや11代目・久世 俊介さんが会長を務める、若手を中心に地域住民で結成した有志団体。
近隣へ移住する若手層も増え、子どもの数も大幅に減少してきた中で、数十年先の地域の姿に対して不安を抱くようになり、自分たちの手で何かできないかと企画したのが始まりなんだとか。
3年前の2017年から活動をスタートさせました。
結成当初の「きのと山桜復活の会メンバー」
発足当時、地域住民からは、こんな声も。
「地域に子どもたちを安心して遊ばせる場所が少ない」
「世代間の交流ができる機会が欲しい」
そこで、子どもたちがのびのびと過ごせる場をみんなの手で創り、活動の中で世代間交流を生み出し、地域の活性化と共に、住民がより地元への愛着や関心を深めていける取り組みであること。そして、今の子どもたちが、これから先この地域に残りたい、外に出ても、また戻ってきたいと思える地域の魅力として後世へ残せるものを考え始めたのだそう。
かつて乙宝寺を訪れた松尾芭蕉は、このように句を詠んだのだとか。
当時は桜といえば山桜のことであり、乙宝寺は山桜の名所としても知られ、松尾芭蕉は山桜見たさに乙宝寺に立ち寄り、この句を残したそう。
そんな、280年以上の歴史を誇る名刹『乙宝寺(おっぽうじ)』の境内裏にあったという、かつての山桜の名所に着目。現在は、松尾芭蕉の句のみが当時の姿を伝えるものとなっている荒地を再開拓し、山桜の名所を現代に蘇らせるだけでなく、子どもたちのために“100年先まで誇れる地域を”目指して、山桜の植樹活動が開始されました。
再開拓の様子
少しずつ景色が変わっていきます
整備前
整備後
2019年度からは、地元小学校6年生と中学校3年生の子ども達が、1人1本山桜を植える「卒業記念植樹祭」を実施。
自分たちの成長した姿と桜の成長を重ね合わせる楽しみや、大人になっても地域に関わり続けてくれるきっかけになってほしいのだそう。
現在も、地域の子ども達と共に、総数1,000本の桜の植樹を行なう計画が進んでいます。
「卒業記念植樹祭」の様子
そしてこの度、クラウドファンディングを通じて、祈願桜のオーナーを募ることになったのだそう。
きのと山桜復活の会メンバーは、「地域外の方にもそれぞれの願いを込めた祈願桜を植えて頂きながら、乙という地域の良さを広く知って頂けるよう取り組んでいく事で、子どもたちが内外に誇れる地域を目指していきたいです。」と話してくれました。
いずれ子どもたちが大人になり、家族を持ち、その子ども達も山桜を植える。また、その子ども達が山桜を植える。そんな風に、様々な世代の想いを乗せた山桜が重なり合うことで、山桜の名所であった『乙宝寺』の風景が単純に蘇るだけではなく、未来への新たな風景と歴史を紡いでいきます。
「桜の苗木に特別な願いを込めて・・・」
あなたも、由緒あるお寺の境内地という特別な場所に、願いを込めた桜を一緒に植えてみてはいかがでしょうか。
子どもたちの未来につなぐ桜の植樹活動を行う“きのと山桜の会”をご紹介しました♪
まいぷれ新発田編集部も、素敵な活動を心より応援しております!!!
【きのと山桜復活会・問い合わせメールアドレス】
kinotoyamazakura@gmail.com
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