蓮の葉に宿る、静かなごちそう
胎内市西栄町にある『新潟和食 竹膳』の『冷菜』をご紹介します。ひと目見ただけで心がすっと澄み渡るような、凛とした美しさを湛えています。蓮の葉を器に見立てた盛り付けは、自然の造形をそのまま生かした、竹膳ならではの感性。料理人の手が過剰に加わることなく、素材そのものの力を引き出すことで、食べる人の五感に語りかけてきます。
竹膳では「新潟和食の基本をあまりくずさず、食材にあまり手を加えず季節を感じる料理を心がけている」という信念のもと、地元の恵みを丁寧に扱い、ひと皿ひと皿に物語を宿らせています。
冷菜に使われているのは、岩船産の天然車海老、「おもいで玉子」、そして山北海ソーメン。
車海老は、海の香りをそのまま閉じ込めたような力強さと、ぷりっとした食感が印象的。
一尾の存在感が、海の豊かさを静かに語ります。
それぞれが持つ個性が、主役の素材を引き立てながら、ひとつの世界観をつくり上げています。
この冷菜には、地元の自然と向き合い、素材と対話しながら料理を仕上げる職人の姿勢が、静かに、しかし確かに込められています。季節を問わず、食べる人の心をそっとほどいてくれるような、やさしく澄んだひとときをお届けする一皿です。







